秋葉原新聞は秋葉原の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

秋葉原観光推進協会の泉理事長にインタビューしてきました!(*’▽’)ノ

こんにちわ!秋葉原新聞です(*’▽’)

 

今回は秋葉原観光推進協会の泉登美雄 理事長(以下、泉さん)

が4月より正式に理事長に就任されたこともあり

インタビューにお伺いしました(*’▽’)b

 

秋葉原観光推進協会(泉理事長)

秋葉原観光推進協会(泉理事長)

 

泉さんは、秋葉原に30年間も関わり続けた

方ということもあり、さまざまなお話を

お伺いせてもらおうと思っております( ・ㅂ・)و ̑̑

 

秋葉原観光推進協会を立ち上げるまで

 

秋葉原新聞

こんにちは。理事長へのご就任おめでとうございます。本日は泉さんの30年間の秋葉原の関わりについて時系列を追ってご教示いただければと思っております。本日はよろしくお願いいたします(*’▽’)ノ

泉さんは前職の時代も踏まえると秋葉原に30年以上たずさわっていると伺っておりますが、秋葉原観光推進協会を設立するに至った経緯を教えていただければと思っております。

泉さん

こんにちわ。どうもありがとうございます。わたしの経歴を簡単に説明させていただきますと、1978年にソニーグループ(現:ソニーマーケティング株式会社)に入社してから2009年まで勤務しておりました。

前職で秋葉原に異動して、ツーリスト(インバウンド)専任となったのは1985年からで、54歳になるまでソニーマーケティング株式会社でサラリーマンとして秋葉原で働いてきました(*´ω`*)

秋葉原新聞

泉さんが54歳まで企業でお勤めされていたとは意外です!私のイメージではずっと秋葉原観光推進協会の理事をされていたイメージですので( ̄▽ ̄;)

泉さん

笑。企業人とはいえ営業で、自分だけで判断できる裁量権も十分に与えていただいたのでそれほど勤め人という意識はなかったですよ。1985年から秋葉原に配属されてから現在の秋葉原観光推進協会の仕事も含めれば、今年で33年間秋葉原に関わっていたことになりますね。

 

泉さん(仕事場にて)

秋葉原観光推進協会 泉さん(仕事場にて)

 

秋葉原新聞

会社によって大きく立ち位置が異なりますが、営業に決定権を与えてくれる会社ではあれば、ある意味個人事業主としての面も強いですからね。それにしても33年間という年数は重みがありますね。泉さんの人生の半分以上の時間を秋葉原に捧げてこられてきたということですね(´ω`*)

泉さん

はい。人生の半分以上の時間を秋葉原で過ごしているので自分にとって秋葉原は故郷です(*´ω`*)

 

秋葉原担当になってから

 

秋葉原新聞

1985年に秋葉原に来てツーリスト専任になった時の話に戻ります。泉さんが秋葉原に赴任してからのお話についてお聞かせください(*’▽’)ノ

わたしは秋葉原を中心とした、東日本全域の既存顧客に対して広域営業マネージャーとして勤めてきました。なので秋葉原で新規顧客を開拓するといった面では苦労はなかったのですが、ルート営業は同じお客様と長期的な関係を構築することが大切になる職種ですので、

信頼関係を構築するために常にお客様のことを考えて働いてきました。製品を売って終わりの営業ではなく、製品を購入していただいたあとも「お客様が困っていることはなにか、なにかわたしにできることはないか」といったことは常にお店の方々といっしょに考えて働いてきました。

お客様になにかトラブルが起きた時には絶対に逃げないこと、お客様に常に関心をもって対応することは心がけていたつもりです( ・ㅂ・)و ̑̑

秋葉原新聞

その姿勢は仕事だけじゃなくて人としても大切なことのように感じます。たいへん勉強になりました。前職時代は秋葉原では具体的にどのような活動をされていたのでしょうか?

 

秋葉原観光推進協会泉理事長(応接室にて)

秋葉原観光推進協会 泉さん(応接室にて)

 

泉さん

わたしが観光をはじめた頃は、秋葉原は外国人向けの英語などの地図や看板もない街でした。そこで海外から訪れる観光客により注力したらどうかと考えました。そのために秋葉原に訪れる観光客に秋葉原の街をしってもらうためにコンパクトな多言語対応の地図を作成することを考えました。

当時の秋葉原は現在とは違い、外国人観光客の期待値が高い「確立された観光地」などではなく家電とパソコンの商業の街でした。ましてや「インバウンドビジネス」なんていう言葉がない時代でした。

2010年までに訪日外国人を1000万人にすると小泉純一郎元総理大臣が宣言して、その翌年から、秋葉原事業者の代表として国の観光事業に参加したのがはじまります(*´ω`*)

出典:平成28年度 国別外国人旅行者行動特性調査報告書

出典:平成28年度 国別外国人旅行者行動特性調査報告書|東京都

秋葉原新聞

2018年時点ではなかなか想像がつかない世界ですね( ̄▽ ̄;)いまの秋葉原の観光地先としての認知度は先人たちが築き上げたものだったということですね。

泉さん

そうですね。秋葉原で働く多くのみなさんの情熱があってのことだと思います。当時は外国から訪れた観光客が、秋葉原駅付近でどこにいけばいけば良いか分からず道に迷っている光景をよくみました。

わたしはそんな光景を目の当たりにして「この状況はなんとかしなくてはならない」と思い立ち、秋葉原の多くの会社の経営者に集まっていただき観光事業者といっしょに観光客誘致のための戦略会議を開催しました。

秋葉原新聞

秋葉原も昔は外国人観光客の方の受け入れに対して方向性が決まっていない状況ですので、ご苦労されたのではないでしょうか?(;^_^A

泉さん

はい。当初から賛同してくれる方も大勢おりましたが、国内のお客様の対応のみに専念すべきではないかという声もあり、とんとん拍子で進んだわけではありませんでした。

それぞれの企業によって会社の経営方針がそれぞれ異なりますので、いろんな意見が出るのは当然のことではありますが。

ただ、大変ありがたいことではありますが意見に賛同してくれる会社も沢山いて、賛同いただいた方とともに訪日外国人旅行者向けに英語、韓国語、中国語に対応した「秋葉原ガイドマップ」を作成しました。

秋葉原新聞

いまでこそ外国語対応の地図は珍しくなくはなってきましたが、当時はそういったものもなかったのですね(;’∀’)いまのようにスマホでGoogle Mapなどのナビも使えない時代なので、地図がないといつの間にか御茶ノ水や神田まで行っちゃったり迷子になっちゃいそうですね。

言語が通じない海外でそれはかなり心細そうですね。実際に外国人観光客を受け入れる際には、店頭販売員さんは英語対応などで苦労されたのではないですか?

泉さん

もちろん簡単ではなかったと思いますが、実際に外国人を対応する店頭販売員は個々の努力もあって半年もすると接客対応には慣れていったようです。具体的な例を挙げてお話させていただきますと、

わたしもよく知る人は、入社当時彼は国内のラジカセ売り場の一般販売員でまったく英語ができない状態だったのですが、外国向け商品担当になり、売り上げるために必死に勉強していまでは、大きな免税店の社長になっています。

 

秋葉原観光推進協会を設立するに至った経緯

 

秋葉原観光推進協会泉理事長(トライテラスにて)

秋葉原観光推進協会 泉さん(1階にて)

 

秋葉原新聞

前職時代から秋葉原に貢献するための活動は続けていらっしゃいましたが、泉さんが企業から独立して秋葉原観光推進協会を設立しようと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか?

泉さん

秋葉原という街が好きでこの秋葉原という街に骨を埋めるつもりで本気で取り組みたいと思い、そのためには観光推進のための組織が必要だと考えたからです。また当時の私の上長も観光の大切さを理解している人物だったので、わたしの提案に賛同し背中を押していただいたからという理由もあります。

秋葉原新聞

54歳まで勤めた会社ですので定年まで勤めるという選択肢もあったと思いますが、自分のすべきことのために決断をされたということですね!

泉さん

はい。秋葉原観光推進協会を立ち上げてからは、当時のUDXの東京アニメセンター、COSPA、コトブキヤなどポップカルチャーをよく知る方々と話し、秋葉原には新たな魅力が必要だと判断し、電気製品だけではなく日本独自のポップカルチャーで多くのお客様にきてもらうという方向性を決めました。

特に2005年に「電車男」の放映が追い風となって、秋葉原のポップカルチャーの街としての面はより急速に加速していきました。

 

秋葉原を象徴するキャラクターの制作秘話

 

秋葉原おもてなしプロジェクト

秋葉原おもてなしプロジェクトキャラクター

 

秋葉原新聞

なるほどですね。秋葉原観光推進協会としては「ポップカルチャーの街としての秋葉原」をプロモーションするためにどのような活動をされていたのでしょうか?

泉さん

ポップカルチャーの街としての秋葉原を体現したキャラクターを作成し、ポップカルチャーの街としてのイメージを定着させることが重要と考えました。視覚的に一目でわかるキャラクターが必要と考えました。最初の一年目は一般の公募などを募りました。

 

秋葉原キャラクター(一般公募)

秋葉原キャラクター(一般公募)

 

ありがたいことに多くの一般の方々から原案をいたのですが、残念ながら確固としたイメージをまとめるところまではいけず、二年目からはアニメーション制作会社の「プロダクションI.G」に相談させていただきました。観光のおもてなしキャラクターとしての世界観も取りいれました。

 

秋葉原おもてなしプロジェクト(キャラクター一覧)

秋葉原おもてなしプロジェクト(キャラクター一覧)

 

当時の秋葉原に訪れる観光客の多い(日本を除いた)六か国の「秋葉原おもてなしキャラクター」を作成していただきました。さらには、UDXの東京アニメセンターのスタッフといっしょに、外国人旅行会社のバイヤーとの商談会のトラベルマートに出展して、秋葉原を売り込みました。

 

トラベルマート会議風景

トラベルマート会議風景

 

秋葉原新聞

攻殻機動隊や、PSYCHO-PASSなどのアニメを制作されているプロダクションI.Gさんに作成いただいていたのですね!(*‘∀‘)

泉さん

はい。当時は将来的にはアニメやゲームなどへの展開も考えていたので8人のキャラクターの一人一人のキャラクターに対してさまざまな表情を作っていただいていておりました。

 

秋津みつば(ラフスケッチ②)

秋津みつば(ラフスケッチ)

 

他にもキャラクターの具体的なイメージをもっていただくために、Web上にキャラクターの設定背景を説明するためのライトノベル小説や、世界観を公開しています。また「ようこそアキバへ!」という歌をつくり店頭で流したりもしていました(*‘∀‘)

 

「ようこそアキバへ!」の歌手

「ようこそアキバへ!」の歌手(AYUMIさん)

 

秋葉原で街のお祭り「秋フェス」を開催に至った背景

 

秋フェス写真①

秋フェス写真(2014年)

 

秋葉原新聞

そういった背景があったのですね。他にも観光推進協会の活動として秋葉原のお祭り「秋フェス」を開催していることでも有名ですが開催にいたった背景などを教えていただけますでしょうか?

泉さん

「秋フェス」は2014年に開催してから2018年まで4年間続けさせていただいているお祭りです。2014年には「Akihabara Free Wi-Fi」のPRとアキバ文化を体験してもらうために駅前交通広場で最初の「秋フェス」を開催しました。

オープンカフェでは「ぴなふぉあ」や「めいどりーみん」のメイドさんにお手伝いしてもらいました。まだメイド喫茶を訪れたことがない方達にもメイド喫茶を知ってもらえる最初のきっかけに成れればと思っての活動でした。また「@ほぉ~むカフェ」の提案で本物のメイドさんの姿になって記念撮影ができる場所を設けたりしました。

 

秋フェス(屋外メイド喫茶)

秋フェス(屋外オープンカフェ)

 

秋葉原新聞

訪れたことがない方には若干敷居のたかいメイド喫茶ではありますが、お祭りを通して実店舗にもいってみようという方もいらっしゃると思うので最初のきっかけになるこういった体験は重要ですね。

秋フェス②

秋フェス(秋葉原にぎわい広場)

観光という仕事の難しさ

 

秋葉原新聞

ここまでは前向きな話を中心にお話させていただきましたが、実際に仕事として関わっていると問題に直面することもあるのではと思っておりますが、泉さんの考える観光ビジネスの難しさなどを教えてください。

泉さん

基本的に観光は平和でないと成り立たないという点ですね。そういった意味で外的要因にも左右されやすく不確実性がある産業ではあります。例えば、SARSや、イラン・イラク戦争などなど。挙げればきりがないですが、

国内外の様々な出来事の影響が強くでる産業でもあります。例えば、為替の変動なども大きく影響が出る要素です。そのためのリスクヘッジをそれぞれが考えていないとお客様が激減して大変なことになります。

2020年のオリンピックに向けて

 

秋葉原新聞

2020年のオリンピックに向けての具体的に進めようとしているアクションはありますでしょうか?(´ω`*)

泉さん

具体的に進めている活動は外国人観光者向けのインフォメーションセンターです。東京都とも相談しつつ動いています。適切な場所にインフォメーションセンターが開設できれば、2020年には月平均あたり10万人ていどの観光客に利用してもらえるのではと試算しています。

お客様の満足度の向上にも繋がりますので現在JR秋葉原駅から近い物件で候補地や、協力してくれる企業を探しているとことです( ・ㅂ・)و

 

インフォメーションセンターの需要予測

 

もう一つは「秋葉原を代表するお土産」の企画です。秋葉原にはいわゆる、北海道の白い恋人や、仙台の萩の月、草加の草加せんべいといったような代表的なお土産がまだないので、そういったお土産を作りたいと思っています。

具体的には現在、お菓子メーカーやグッズメーカーの方達と相談しながら、そういったものが作れないかと動いています。実現した際には、メイド喫茶とコラボして、そのお土産の試食会などでPRができればと思っています。

お菓子自体の認知度も広められますし、なによりも街の人に親しんでもらえるのではと考えています(*´ω`*)

秋葉原新聞

とてもおもしろいこころみですね!ぜひ実現して欲しいです。

今後の展望について

 

秋葉原新聞

泉さんの今後の展望などありましたらご教示いただけますでしょうか?(*’▽’)

泉さん

秋葉原は電気街からポップカルチャーの街など常に変遷を繰り広げてきた街です。秋葉原は常に変化を続けていたからこそ魅力的な街でもあります。現状を維持するだけではなく常に秋葉原に新たな魅力を付加していかなければいけないと思っています。

そのための具体的な施策として現在取り組んでいることは、秋葉原をeスポーツの聖地とすることです。こちらについては、大学の研究機関やゲームメーカーなどと協調して実現にむけて具体的に行動していこうと思っています。また、女性や家族連れなども楽しめるコンテンツも用意できたらと思っています。

昨今のAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を鑑みるに、競技者だけではなく観戦者にとっても臨場感のある見応えのあるものにできるのではないかと考えています。ただこれは単独で実現できることではなく、実現のためには多額の費用が必要となるため、各機関と協調しての行動が必要と考えています。

秋葉原の魅力とは

 

秋葉原新聞

泉さんは30年以上秋葉原にたずさわっており、過去から現在までの秋葉原のさまざまな側面を見てきたと思っております。その中で昔から一貫して変わらない秋葉原の魅力はなんだと考えますか?

泉さん

昔から秋葉原にある何かしらのコンテンツに惹かれて、初心者やプロの方達が自然と全国から集まってくる。そんな街であることが大きな魅力になっているのだと考えています。秋葉原はプロとコンシューマーのあいだに位置する方達が多い印象です。また「ニッチだけど、この分野ならだれにも負けない」というような、そのような人たちが集まる街でもある店も街の魅力になっているのではと思っています。

学校や会社では同じ趣味の仲間をみつけることができないような、そんなマイナーな趣味であっても共通の話題で話し合える仲間を見つけることができるそんな街でもあり、このアキバの文化はこれからも守り続けたいと思っております。そのための環境づくりのお手伝いは生涯を通して行いたいと思っております。

秋葉原新聞

わたし自身も秋葉原のそういった街としての機能はとても重要だと思っております。最近ではSNSをはじめとしたネット上では共通の趣味の人をみつけることは容易ですが、いまだに自分の所属する学校や

仕事場で共通の趣味をもった仲間をみつけるのは難しいのが現実です。だけど秋葉原に行けば共通の趣味を持った仲間に会える。わたし自身も秋葉原のそういった面に救われている部分はあり、これからもぜひ守り続けて欲しいと思っております!

 

泉さんが秋葉原の皆さんに期待すること

 

秋葉原観光推進協会(泉さん:1階にて)

秋葉原観光推進協会(秋葉原観光推進協会 泉さん)

 

秋葉原新聞

最後に何か記事を読んでいただいている方に、伝えたいことなどあればお願いします。

泉さん

最先端のデジタルデバイスやアプリはまずは偏見をもたずに積極的に活用していただけるとより生活が豊かなものになると思います。あとは、他人に関心を持ってみてみるのもお勧めです。自分以外の人がどういったことに興味をもっているのか?などを考えることは自分自身の視野を広げる意味でも役に立つと思います。

SNSなどを通じて自分の情報を発信する手段は増えました。自分から情報発信をすることも大切ですが、せっかくなので他の人がどういうことに関心をもっているのか、他の人が何を思っているのかということに注目して欲しいです。お互いを気遣える。そんな人々が集まり繁栄する街であって欲しいと願っています。

秋葉原新聞

本日はお時間をいただき、どうもありがとうございました!(*‘∀‘)

*****************************************
NPO 秋葉原観光推進協会

所在地:東京都千代田区神田佐久間町1-10 トライテラスビル4F

問い合わせ先:info@npo-akiba.com

URL:http://www.npo-akiba.com/index.html

Share (facebook)