創業16年のメイド喫茶メイリッシュのまほれ店長にインタビューしました(ฅ`・ω・´)っ 2018.6.19
こんにちわ!秋葉原新聞です(*´ω`*)
今回は、秋葉原で開業してから16年、
シュタインズ・ゲートの聖地としても
愛され続けている秋葉原のメイドカフェ
メイリッシュのまほれ店長に
インタビューさせていただきます!(ฅ`・ω・´)っ
メイド喫茶で働こうと思ったきっかけ
秋葉原新聞
こんにちわ!秋葉原新聞です「2018年 第7回 国民的萌えクィーンコンテスト」の入賞おめでとうございます(*’▽’)ノ
まほれ店長
どうもありがとうございます(*^^*)
秋葉原新聞
まほれさんはメイリッシュでお勤めされてから今年で13年めとのことですが、一番最初にメイド喫茶で働こうと思ったきっかけなどがあれば教えてください(*´ω`*)
まほれ店長
私がメイリッシュでメイドとしてお給仕し始めたのは「電車男」が放映された2005年からです。当時からわたしはコスプレが趣味だったので、かわいい衣装を着ながら楽しく働きたいという想いがありました。
メイド喫茶ならその夢が実現できるのではと・・・笑。そう思ったのがメイリッシュを志望した一番の動機でしたね(*´ω`*)
秋葉原新聞
まほれさんにとって、メイリッシュで働くということは趣味と実益を叶えることができる職場だったということですね!(*’▽’)
まほれ店長
はい。メイリッシュに採用していただけたので、実際に応募することはなかったのですが、当時はコスプレ店員という枠がある『まんだらけ』さんや、ゴスロリ系の服を扱っているお店なども仕事先の候補として考えていました(*´ω`*)
当時わたしが仕事探しをする時の共通点は「かわいい服を着ながら働ける場所」でした。やはりかわいい服を着ながら働くことに憧れがあったのだと思います。
私がメイリッシュに応募した2005年当時は秋葉原にもメイド喫茶の数が少なかったのと、電車男が放映された同年ということもありまして、メイド喫茶の応募が殺到した時期でもあり一般の求人サイトでの募集が見つからず、求人を探すのにも苦労しましたね・・・( ̄▽ ̄;)
秋葉原新聞
電車男が放映された2005年当時の秋葉原の盛り上がりはすごかったです!そんな競争が熾烈な年にも関わらず採用されたのはまほれさんの実力があってのことだと思います。ちなみにコスプレが趣味と仰られていましたが、まほれさんは当時どんなキャラのコスプレをされていたか教えていただけますでしょうか?(*’▽’)
まほれ店長
あくまで一例ですが、幽遊白書の蔵馬、ときめきメモリアル、SNKの格ゲーのキャラなどのコスプレをしていました!(*^^*)
メイリッシュに応募するメイドさんについて
秋葉原新聞
まほれさんの入店の動機教えていただきどうもありがとうございました!メイリッシュにはさまざまな個性的なメイドさんを抱えている印象ですが、実際に応募される方の傾向などがあれば教えてください(*’▽’)ノ
まほれ店長
無難な回答になってしまい恐縮ですが、メイリッシュに応募される方は学生さんが多いかな?という印象です。神田地域は多くの大学、専門学校が点在する地域でもありますので自然なことだと思いますが、学生時代の華やかな思い出作りにメイドさんとして働きたいという目的をもって応募にくる方達が多いのかなという印象です。
アルバイトで生活費を稼ぐだけではなく、かわいい服を着て楽しく仕事がしたいという動機はわたし自身も同じだったのでとても理解ができる動機ではあります。ただ、学生さんは卒業の年に就職活動や卒論などが控えていているため、忙しくなることもあって学校卒業と共にメイリッシュを卒業される方も多いです。
一方で長く働き続けてくれている方もおりますので、長く務める方、学生期間に働く方、双方に働きやすい環境ができたらなと思っています(*´ω`*)
秋葉原新聞
素敵な目標ですね!数年ぶりに帰宅したメイド喫茶で昔お給仕してもらったメイドさんが居るとなんとなく実家に戻ってきたような安心感がありますし、知っている方が居るというのはそれだけで単純に喜ばしいものです。幅広い年齢層やキャラクターのメイドさんが働いているお店は魅力的に感じますので、難しい目標だと思いますが、実現できるよう応援しています(*´ω`*)
シュタインズ・ゲート ゼロコラボについて
秋葉原新聞
シュタインズ・ゲートゼロの放映にあわせてメイリッシュは様々なコラボに注力されております。メイリッシュはシュタインズ・ゲートの聖地としても有名なお店なので、シュタインズ・ゲート ゼロの放映を期にご帰宅されたお客様もいらっしゃると思うのですがいかがでしょうか?
まほれ店長
おかげさまで、多くの旦那様・お嬢様(以下、お客様)にメイリッシュに訪れていただいております。具体的なコラボの取り組みとしては、シュタインズ・ゲートの登場キャラクターのフェイリス・ニャンニャンの生誕祭、ダルニャンの生誕祭などコラボイベントを実施しています。
コラボ期間中には限定メニューやコラボグッズなども提供しております。コラボを期に初めてご帰宅いただいたお客様もいらっしゃりましたので、やはりシュタインズ・ゲートは愛されているなと改めて感じました(^▽^;)
秋葉原新聞
さすがはシュタインズ・ゲートという感じですね!わたしもそうなのですが、シュタインズ・ゲートは秋葉原が舞台となっている作品なので特別な想い入れがある方が多い作品だなという感じはします(ฅ`・ω・´)っ
まほれ店長
そうですね。秋葉原に訪れる方は特にシュタインズ・ゲートに強い想いを持っている方が多いと実感させられました。放映後に何年かぶりにいらっしゃったお客様や、海外から聖地巡礼目的でいらっしゃる客様などもいらっしゃいます。
ジェットスター航空の機内誌にもシュタインズ・ゲートの聖地巡礼先としてメイリッシュが紹介されたりと・・・大変ありがたく思っています(*´ω`*)
航空会社ジェットスターの飛行機で配布される雑誌
【jetstar MAGAZINE】4月&5月号に
シュタインズゲート特集が掲載されています(≧▽≦)
メイリッシュも乗ってるので、この春ジェットスターの飛行機に乗る方はチェックしてくださいね!!!#シュタゲ #メイドカフェ #アキバのお店 #akiba pic.twitter.com/jvvLcn8dsO— 田川まゆみ(JI1APM) (@tagawasan) 2018年4月4日
海外のお客様の対応について
秋葉原新聞
メイリッシュに帰宅した際に、メイドさんが外国のお客様に身振り手振りを使いながら英語を駆使して頑張ってお給仕しているのをみているのを目にしたことがあります。メイリッシュとしてなにか特別な研修をされていたりするのでしょうか?(*’▽’)
まほれ店長
お店として特別な英会話の研修はしていません。各メイドさんが英語メニューをもとに英単語とジェスチャー・・・あとは「気合」でお給仕していただいております笑。
海外からメイリッシュにいらっしゃる方の中には、アニメ・ゲームなどの日本のポップカルチャーに関心がある方が多いためか、ある程度日本語が通じるお客様もいて助かっている面もあります! (*^^*)
秋葉原新聞
メイドさんが一生懸命に身振り手振りでコミュニケーションをとろうとする姿はほほえましく感じます(*´ω`*)海外からのお客様もメイドさんが一生懸命にコミュニケーションを取ろうとしている姿勢を微笑ましく感じているようですし笑。
まほれ店長
笑。とはいえ年々海外からいらっしゃるお客様も増えている状況なので、今後はある程度抜本的な改善はしていかなければなとは思っています。具体的には英語とある程度の日本語が話せる外国人メイドさんをメイリッシュで雇用できればと思っているのですが・・・。まだまだあくまでアイディア段階のお話です(^▽^;)
紅茶やメイド服のこだわり
秋葉原新聞
メイド喫茶という業態が生まれてから15年以上経ち、秋葉原にもさまざまな個性的なメイド喫茶が誕生してきております。そのような中でメイリッシュが特に力を入れていることはなんでしょうか? (*´▽`*)
まほれ店長
そうですね。メイリッシュの特徴はメイド服と紅茶だと思っております。メイリッシュはおいしい紅茶の作りを日々改善しています。わたし自身も「日本紅茶協会認定ティーインストラクター」の資格を持っており、ここで得た知識とノウハウについては、メイリッシュ内の他のメイドにも共有し、各メイドが美味しいお茶を作れるようにしています(*´ω`*)
秋葉原新聞
ポット紅茶を注文したときに蒸し方やお茶のこし方も含めて本格的な紅茶の出し方をしているなと思っていました! メイド服もこだわられているとのことでしたが、この点についてお聞かせください(*’▽’)
まほれ店長
メイリッシュのメイド服は「レティキュール」さんに制作していただいたものを採用しています。自慢のメイド服です。高価な服なので洗濯する時も細心の注意を払って大切に洗っています笑。レティキュールさんの衣装は全体のシルエットが綺麗なので好きなんですよね(*´ω`*)
企業コラボについて
秋葉原新聞
メイリッシュはシュタインズ・ゲートや、がっこうぐらし、カスタムメイド3D2といったさまざまなゲームやアニメとコラボをしている印象です。特に最近のコラボで個人的に感動したのはカスタムメイド3D2のコラボでコラボメニューを注文すると、ゲーム内キャラクターにメイリッシュのメイド服を着せることができるプロダクトコードをコラボ得点として提供してくれたのは感動しました!
まほれ店長
ありがとうございます!カスタムメイドのコラボはゲーム会社のKISSさんのご協力もありコラボも大成功でグッズも全て売り切れました(>_<)ゲーム内のプロダクトコードは本当に喜ばれましたね。
実は過去にも同じようにゲーム内で使えるプロダクトコードをコラボメニューの特典としてださせていただいたこともありましたが、こちらも喜ばれました。
その時のコラボはAmbitionさんの「萌えCanちぇんじ!」というゲームとのコラボなのですが、プロダクトコードを使うことによってメイリッシュ学園の衣装、メイド服、背景がゲーム内で使えるようになるといったもので大勢のお客様にご帰宅いただくことができました(*’▽’)ノ
秋葉原新聞
ゲーム内で使えるプロダクトコードの特典というのは面白いですよね!メイド喫茶に訪れたことがない方がメイド喫茶を知るきっかけにもなりますし、コラボ先のゲームを触れたことがなかった方がそのゲームに触れるきっかけにもなるので双方にとって良いコラボですね!(≧▽≦)
2008年~2018年の10年間の変化
秋葉原新聞
ちょうど10年前の2008年に出版された「アキバを創った12人の侍」という本の中で2008年当時のメイリッシュは『開業当初こそ男七対三の割合だったが、今や完全に半々である(原文ママ)』と書かれておりました。10年経過した2018年時点ではこの辺りの推移はどんな感じでしょうか?(*´ω`*)
まほれ店長
10年経過した2018年時点では男性のお客様の比率が増え、ざっくりですが男女比は7対3くらいになっていますね。秋葉原という場所柄もあってゲームやパソコンなどの電気製品を好む方が男性に多いためか特に平日などは男性の方が多くご帰宅される印象です。
秋葉原新聞
なるほどですね。訪れるお客様の層は10年前と今を比べるとどのような変化がありましたか?(*´▽`*)
まほれ店長
お子様連れでいらっしゃる女性のお客様や、海外からのお客様などお客様の層は広がっているのかなという印象です。当時と比べるとシュタインズ・ゲートの効果もあって国内外から聖地巡礼先としていらっしゃる観光客の方も増えています。
メイリッシュの店長として働くということ
秋葉原新聞
まほれさんは現在店長としてお勤めされていますが、従業員時代と今とでの考え方の違いなどがあれば教えていただけますでしょうか?
まほれ店長
基本的なモチベーションの部分では昔も今も変わっていないと思います。とはいえ、やはり店長になってからは自然と「お店を継続して運営するためにはどうすれば良いか?」という経営者視点でも考えるようにはなりました。
わたしは現場を長く勤めていた人間ですので、現場仕事も・・・日々試行錯誤しております。経営者の視点、現場の視点はときに相反する部分もあるのでこのあたりのバランスがとれるように頭をフル稼働させながら頑張っています(^▽^;)
秋葉原新聞
相反する面のある両者の視点を持つというのは大変そうですね…(^▽^;)一般の会社でも管理職に就く前の現場営業は「とにかく売上をあげなきゃ」ということで営業活動に全力を注ぎますが、管理職になると会社を継続して運営させるためにコスト意識なんかも考えなければいけません。そういった面で大変だなというのは伝わってきました。
まほれ店長
そうですね。ただ、店長になって良かったなと感じる面もたくさんあります。確かに仕事で大変な面もありますが、コラボイベントやタイアップイベントの企画・運営を通して、さまざまな企業や他店の方と一緒に働く機会が増え、仲間も増えましたし見分も広がりました。同業の方との絆も以前より繋がりが深くなったと思っています(*´▽`*)
秋葉原新聞
それは店長のだいごみかもしれませんね。その分大変な面もあるかと思いますが( ̄▽ ̄;)
まほれ店長
はい笑。あとは店長としての活動を応援してくれる、お客様からのあたたかい励ましの言葉も大きな励みとなっています(*^^*)
先駆者として働くということ
秋葉原新聞
まほれ店長は電車男の放映された年2005年からメイドの先駆者として働いてこられたと仰っていましたが、働く中で悩むことなどはなかったのでしょうか?
まほれ店長
ありました。多くのメイドさんがそうなのですが「10年」という期間が大きな心の中の区切りとなっている方が多いようで、かく言うわたし自身も10年目に真剣に卒業を考えたこともありました。結果として、強く引き留めてくれた方の声もあって1週間ほど真剣に考えた結果、まだやるべき事もあるのかなと思って思いとどまりました。
そもそもメイド喫茶という業態が誕生してからまだ18年です。そんな中で長期間勤めているメイドさんの事例も少ないため、やはり思い悩むのも当然のことと思います。メイド喫茶という業態自体が若い子が働くお店というイメージが強いので、いろいろ手探りになりながら働いているというのが現状です(*’▽’)
秋葉原新聞
そういった面でまほれさんは時代の先駆者というか、まほれさんが働き続けることによって同じように長く働き続けるメイドさん 自身の励みになりますし、メイドさんという仕事の可能性を広げることにも繋げられるのではないかなと思い、応援しています!
まほれ店長
ありがとうございます。本当にそうなれれば良いなと思って負います。メイリッシュでも11年ぶりに復帰した方もいらっしゃるので、そういうカムバックにも寛容であった方がいいとは思っています。
10年単位で考えると、人生のなかで結婚や企業への就職などなど、避けることのできない大きな ライフタイムイベントがあり、様々な理由でメイドを卒業されます。そのような「昔メイド喫茶で働いていた方」を積極的に採用するということは、メイドとしての働きのありようを変えることにも繋げられるのではと思っています。
実務面でも働き方を理解してくれているという面でも即戦力として活躍できるという面もいいと思います。
印象に残っている出来事など
秋葉原新聞
13年間働くなかで様々な出来事があったと思いますが、印象に残っているできごとなどがあれば教えてください。
まほれ店長
ローゼンメイデンの真紅の衣装でお給仕した時は衣装のボリュームが全体的に大きくて大変だった記憶があります(^▽^;)がっこうぐらしのコラボの時は原作者さまが遊びにきてくれたりして嬉しかったですね。カスタムメイドのコラボの時には、
開発元のKISSさんがメイリッシュコラボのために専用のゲーム内キャラクターの衣装を作ってくれたり、コラボの第1弾と第2弾でコラボグッズも変えてくれてありがたかったですね。
メイドとして働くことの喜び
秋葉原新聞
日々メイドとして働くなかでの喜びはなんでしょうか?
まほれ店長
いろいろなお客様とアニメやゲームなどなど様々な趣味の話題で話せることですね。アニメやゲームの話題もSNSなどでは普通に話せるような雰囲気になってきていますが、まだ学校や会社などではそういった趣味の話題で盛り上がれる仲間を探すのは難しいのかなという感じです。
メイド喫茶ではオフラインで気軽にアニメやゲームなどのディープな話題ができるというのはよい面だなと思っていますし、メイリッシュがそういう居場所になれればなと思っています。
秋葉原新聞
オフラインで趣味の話題で語り合える場所というのは貴重ですよね。
まほれ店長
そうですね。またいらっしゃるお客様も優しいというか思いやりのあるお客様が多いのが特徴かなと思っています。10年くらい前は照れ隠しもあるのでしょうが、明らかに冷やかしとしうか・・・メイドさんをからかってくるようなお客様も稀にいらっしゃりましたが、さすがに今はだいぶ落ち着いてそういったお客様がご来店することもなくなって、本当に好きな方がくるお店になったのかなという印象です(*・ᴗ・*)و
告知事項など
秋葉原新聞
最後に告知事項などありましたらぜひお願いします! (*’▽’)ノ
まほれ店長
メイリッシュでは年会費1000円で「メイリっ子くらぶ。」というサービスをやっていまして、お誕生日にお電話で予約された方にはささやかなサービスをさせていただいたりオフ会の告知などもさせていただいています(*・ᴗ・*)و
オフ会のイベントでは都電の貸切や、バンジージャンプ挑戦などのイベントも開催させていただいております。もしよろしければ入会いただけると嬉しいです。あと、6月30日(土)にわたしのバースデーイベントを開催しますので、もしご都合がよろしければご帰宅いただけると嬉しいです!(*´ω`*)
メイリッシュ都電貸切&博物館オフ会ですが無事に終了致しました。電車写真も後日Tweet致します。後日メイリッシュ店内で展示も検討も…。夢の様な企画を開催出来て幸せです。皆様お疲れ様でした!#メイリッシュオフ会#まほれ3周年#メイリッシュ#都電#アキバのお店 pic.twitter.com/ZACLLl7Ayx — カフェメイリッシュ (@cafemailish) 2017年12月2日
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メイド喫茶 Cafe Mai:lish
所在地:東京都千代田区外神田3-6-2 FH協和スクエア 2階
問い合わせ先:03-5289-7310
営業時間:
【平日】11:00~22:00
【金曜・土曜】11:00~29:00
URL:http://www.mailish.jp/about.html
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